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まけないぞ相馬!!復興サマーフェスティバル「復興祭」

 

昨年4月、新潟市西総合スポーツセンターが震災の避難所になっている際に、史佳と新潟高橋竹山会のメンバーで慰問に訪れたことがありました。

それがある種のキッカケとなり、福島県相馬市で開催された「復興祭」で演奏をできる機会を頂きました。

今回は史佳と共に新潟高橋竹山会の会主・高橋竹育と伊藤竹梼の3名で訪れました。

 

 

3名による津軽三味線の合奏と、地元の民謡でもある「新相馬節」を披露。

途中拍手も巻き起こり、じょんから節に合わせてダンスする若者もいましたよ!

今も尚厳しい生活を送っておられる方々に、演奏を聴いてもらうことによって少しでもリラックスして頂いたり、楽しんでいただけたのなら幸いです。

 

 

 

 

演奏終了後、被災地の状況を実際に見ておきたいと思い、松川浦という海岸を訪れました。

瓦礫の多くは撤去され、だいぶ奇麗になったとのことでしたが、瓦礫にまでならなかった建物の骨組みはまだいくつも残っていました。

鉄骨のひしゃげた様子が津波の威力を今も伝えています。建物の損傷具合から、ここにも5〜6mの津波がきたことが推測されます。

今日は風もなく静かだった海が、このような大惨事を引き起こしたとは、残された建物がなければ想像もできない程です。

 

 

 

この後、海岸近くの坂をの上がったところに食堂を見つけて立ち寄りました。「十三や」と書いて「とみや」さんというお店です。

お店の人の話では、他にもあったお店のほとんどが流されてしまったそうです。ご近所でも何人も行方不明やお亡くなりになったかたがいらっしゃると、目頭を抑えながらお話くださいました。

見知らぬ我々をもてなしてくださり、辛い経験を語って下さったお礼と、震災で犠牲になったお近くの方々への弔いの意味も込めて、史佳が1曲演奏させて頂きました。

まだまだ大変な状況でしたが、いつの日にか美しい海岸に戻ることを心よりお祈りしています。

「ほっき飯」とても美味しかったです。ありがとうございました。

 

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